ユーロドル0.97近辺で方向感定まらず
12日の東京市場でユーロドルは0.97を挟んで方向感に欠ける動き。朝方0.9708レベルで取引が始まったユーロドルは、ドル円でのドルの上昇等を受け、午前中に安値0.9683まで値を下げました。しかし、午後に入って米長期金利が低下したこと、英フィナンシャルタイムズ紙が英中銀が年金基金の危機を救うため、緊急国際買入プログラムを延長する用意があると報じたことから、ポンド高につれ一時0.9733まで買い戻されました。しかし後に英中銀はこれを公式に否定、ユーロドルは0.9707レベルに戻す等やや混乱状態となっています。
昨晩海外市場では、ユーロドルはウクライナ情勢と米長期金利の上下動に翻弄される形で、0.9673-0.9774レンジで値幅を伴いながらも方向感の定まらない動きとなりました。FRBのメスタークリーブランド連銀総裁からは、予想通りのタカ派発言が出ましたが、米長期金利が反応しなかったため、ユーロドルもほぼ無反応、FRB関係者のタカ派発言もそろそろ食傷気味かといった感じになりました。
テクニカルにはユーロドルは9/28安値0.9536からの上昇の61.8%戻し0.9713付近でもみ合いとなっており、こちらもやや方向性に欠ける形です。
序盤の欧州主要株価指数は軟調推移。今晩この後は21:30に米9月PPI、27:00に前回FOMCの議事要旨公表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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