ユーロドル0.97挟み、連日安値切り下げ最近の安値圏でのもみ合い
11日の東京市場でユーロドルは、0.97を挟んでのもみ合い。朝方0.9702レベルで取引が始まったユーロドルは、日中0.9672-0.9725レンジでの小動きに終始。ただ、午後には米株先物が反落し、一時米10年物国債利回りは4%に達しており、ユーロドルも0.9672まで下落しています。その後は米長期金利が3.95%台まで低下に転じたこともあり、東京時間19:00現在は0.9700レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、ロシアがクリミアとを結ぶ橋が爆破された報復として、ウクライナの多くの都市にミサイル攻撃を行ったことなどが嫌気され、欧州時間に安値0.9682まで下落しました。その後はドイツがEU共同発行債を支持との報道に、一時0.9743まで持ち直す場面もありましたが、同報道がドイツ政府に否定されると再び0.97近辺に反落し、東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは4営業日連続で下値を切り下げ、9/28安値0.9536から0.9999までの上昇の61.8%戻し(0.9713)も達成。ユーロ売り地合いが強まっています。当面の目標は76.4%戻し0.9645。この水準を割り込むと0.9536がターゲットとなります。
序盤の欧州主要株価指数は全面安。今晩この後重要な経済指標の発表等は予定されていませんが、FRBの中でもタカ派寄りとされるメスタークリーブランド連銀総裁の講演が25:00から予定されており、発言に要注意です。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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