ユーロドル、夕刻パリティ割れに急落後持ち直す動き
16日の東京市場でユーロドルはじり安後に乱高下。朝方1.0001レベルで取引が始まったユーロドルは、日中はパリティ (1.0000)付近でもみ合いましたが、夕刻にかけて売りが優勢となりパリティを下放れ、欧州勢参入後一時0.9945の安値をつけています。しかし、米長期金利が上昇に転じたこと、デギントス副総裁や、仏中銀のビルロワドガロー総裁等がユーロ安をけん制する発言したことなどから0.99台後半に値を戻す展開となり、東京時間19:00現在は0.9970レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、欧州序盤に0.9956まで下落したものの、ECB関係者のタカ派発言等に反発し、パリティ付近に戻した後、材料難で方向感を失いました。発表された米指標は好悪材料がまだら模様で手掛かりとはなりませんでした。
テクニカルにはユーロドルは、本日0.9988レベルを下降中の21日移動平均線に絡んでの膠着状態。1.0031レベルの転換線が頭を抑えている形です。一方で21日線につれ安値は切り下がりつつあり、リスクはどちらかといえば下方向です。
序盤の欧州主要株価指数は軟調推移。今晩この後は23:00に米9月ミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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