ユーロドル方向感に欠ける動き、じり安後に一時パリティ回復 (9/15夕)

15日の東京市場でユーロドルは、じり安後に反発。

ユーロドル方向感に欠ける動き、じり安後に一時パリティ回復 (9/15夕)

ユーロドル方向感に欠ける動き、じり安後に一時パリティ回復

15日の東京市場でユーロドルはじり安後に反発。朝方0.9981レベルで取引が始まったユーロドルは、日中米長期金利が上昇したことからじり安に推移し、夕刻には0.9956まで値を下げる場面もありました。しかし、夕刻欧州勢参入後デギントスECB副総裁が「ユーロ安がインフレ圧力を強めている」などと発言したことから切り返し、一時1.0000のパリティまで戻した後、東京時間19:00現在は0.9994レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、米CPIショック後の乱高下も一段落、米長期金利の動きに呼応しながらパリティを挟んでもみ合いました。その後終盤にかけてはやや軟調に推移し、0.9980レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは21日移動線に絡んでの動きが継続。21日線は本日0.9992レベルを下降中です。
基本的には今年2月以降の下降チャネルの中で推移しているユーロドルですが、下落の起点はロシアのウクライナ侵略開始であり、トレンドが変化するためには、ロシアとの終戦が見通せるような状況になることが必要と思われます。その意味で9月に入り、連日のようにウクライナの反攻が伝えられている現在が、戦況、相場の転換点になりうるのかを慎重に見極める必要がありそうです。

序盤の欧州主要株価指数はまちまち。今晩この後は21:30に米8月小売売上高、輸入物価、米NY連銀製造業景況指数、米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、および米新規失業保険申請数等重要指標の発表が集中、その後も22:15に米8月鉱工業生産、設備稼働率、23:00には米7月企業在庫の発表が予定されています。

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ユーロドル日足

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