ユーロドル、欧州エネルギー危機深刻化に2002年12月以来の0.98台へ下落(9/5夕)

5日の東京市場でユーロドルは続落後に反発。

ユーロドル、欧州エネルギー危機深刻化に2002年12月以来の0.98台へ下落(9/5夕)

ユーロドル、欧州エネルギー危機深刻化に一時2002年12月以来の0.98台へ下落

5日の東京市場でユーロドルは続落後に反発。朝方0.9926レベルで取引が始まったユーロドルは、日中徐々に上値を切り下げる動きとなりました。午後に入るとさらに売りが強まって15時頃に安値0.9879をつけて年初来安値を更新。ただ欧州勢参入後は買い戻しが入り0.9944まで反発、日中下落分をほぼ全戻しし、東京時間19:30現在は0.9938レベルで取引されています。

ロシア国営ガスプロム社は、8/31からメンテナンスのため稼働を停止しているロシアから欧州へのガスパイプライン、ノルドストリーム1について、週末、運用の問題が解決されるまで無期限で停止する方針を示しており、欧州のエネルギー危機に対する懸念が拡大しています。折からのドル買いの動きも加わり、ユーロの先安観が一段と強まっています。

テクニカルにはユーロドルは本日の下落で2002年12月以来の安値を更新、今年2月からの中期下落チャネルの下限0.9638レベルまでサポートは見当たらない状況。レジスタンスは転換線の0.9984、パリティの1.0000等です。

序盤の欧州主要株価指数は、ほぼ全面安。本日はレイバーデイで米国休場のためこの後重要な経済指標の発表等は予定されていません。市場が薄い中での値が飛びやすい状況となっており要注意です。

ユーロドル、欧州エネルギー危機深刻化に一時2002年12月以来の0.98台へ下落

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