豪ドル/円、短期は豪ドル堅調。中期も“強気”。
今週はオーストラリア独自の注目材料が無い中で、マーケットは本日(26日)のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演内容に注目しています。FRBの理事の多くが金融引き締め策の継続を支持していることから、タカ派的な見方は変わらないと見られるものの、経済指標にばらつきが認められるため、景気に配慮して利上げを緩やかなものにするとの見方も一部にあり、内容によっては為替相場も大きく反応する可能性があります。とは言え、日欧に比してアメリカ経済の底力は崩れておらず、ドル全面高の流れは大きく変わらないと見られます。豪ドルは対米ドルで弱含み、対円では堅調に推移しています。
チャートを見ると、日足は1/28につけた80.37を基点として下値を切り上げて来たサポートラインを一時下抜ける局面がありましたが、実体ベースで守って反発に転じており、上昇トレンドを維持しています。また、6月につけた96.88を基点として上値を切り下げて来たレジスタンスラインを8/25の日足が若干上抜けた位置で終えており、95.20超えを維持して終えた場合は、新たな上昇トレンド入りの可能性が生じます。日足の上値抵抗は95.10-20,95.70-80,96.10-20に、下値抵抗は94.60-70,94.20-30,93.60-70にあります。21日移動平均線は93.89にあり、これを上抜けて“豪ドル強気”の流れに入っています。また、120日、200日線も92.64と88.55にあり、中期トレンドも“豪ドル強気”を維持しています。
一方直近の週足は、陰線引けとなり続伸に繋げられませんでしたが、週足の下値抵抗には跳ね返されて押し戻して引けており、上値トライの可能性に繋げています。今週は週初から上値トライの動きが強まっており、26日現在、95円台に乗せて推移しています。今週の週足ベースで見た上値抵抗が95.10-20にありますが、これを上抜けて越週した場合は、93.50〜95.00を中心とする揉み合いを上抜けた形となり、来週以降一段の上昇に繋がり易くなります。週足ベースで見た上値抵抗は95.10-20,96.50-60に、下値抵抗は94.00-10,93.60-70にあります。94円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、93.50以下で越週するか93.00割れを見た場合はトレンドが“豪ドル弱気”に変化します。31週、62週移動平均線は90.58と86.26にあり中期トレンドをサポート中です。
8/25現在、31週、62週移動平均線は90.58と86.26にあり中期トレンドをサポート中。
オーダー/ポジション状況
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