NZ/2022年第2四半期小売売上高指数の予想
明朝25日(木曜日)、NZの2022,2Q小売売上高指数が発表予定となっています。
(今回発表予想)8月24日10時現在
小売売上高指数推移
(青:実数値、オレンジ:トレンドライン、青の矢印:今期予想)
前期(第1四半期)のNZ小売売上高指数は予想を下回る▼0.5%(予想+0.3%)となりました。昨年の3QがCovid-19のロックダウンにより▼8.3%、4Qは+8.3%でしたので、1Qは大幅に伸びた前期の反動になりました。今回2Qは+1.7%の予想で、上図を見ると、過去のトレンドを示すオレンジ色に掛かりそうな伸びまで回復しています。予想レンジではマイナスもありますが、今回+2.5%以上の結果ならオレンジ色に掛かることになります。
また先週(8月17日)開催されたNZ中銀金融政策の記者発表要旨内でも「NZでは、国内消費は今日までの世界や地域の逆風に対し、底固く推移している。支出水準は堅調な雇用水準、継続的な財政支援、交易条件の上昇、全般的に健全な家計バランスシートにより支えられている。」と分析しており、今回も予想通りの内容になりそうです。
NZドル米ドル相場に関してはシカゴポジション348を御参照願います。22日以降の相場は、348内で書いた「サポートは0.6170、0.6130、0.6090〜0.6100、そして7月14日底値0.6060に2回目トライできる中にいます。上値は0.6250〜60に抵抗線あり、これを日足で越えて終わることが必要です。」中で、底値は最初のサポートをやや下回る0.6157までトライし、その後は戻り高の0.6245までNZドル買いになりましたが、抵抗線で止められています。流れはNZドル安ですが、8月12日高値0.6470から300ピップスを越える下落でしたので、一度横這いになっています。尚、上値は抵抗線0.6260を越えた場合は、0.6290、0.6320に抵抗線があります。後者が半値戻しになります。地合いが弱いだけに明日の結果がマイナスなら相場に影響が出そうです。
(2022年8月24日11:10、1NZドル=0.6192ドル) (以上)
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