ドル円136円台後半、137円台は売りに圧され上昇に一服感も
24日午前の東京市場でドル円は136円台後半中心の方向感に欠ける動き。朝方、136.77レベルで取引の始まったドル円は、序盤136.61レベルまで下げたものの持ち直し、実需とみられる買いも出て、10時過ぎには一時137.03まで上昇しています。ただ、137円台は重くすぐに売り戻され、以後136.75-95レンジでのもみ合いとなりました。東京時間正午現在は136.93レベルで取引されています。
日経平均株価は、前日まで4営業日連続で800円近く下げた反動で、買戻しが先行しました。しかし、前日欧米市場で主要株価指数が下げた流れを受けて、IT関連銘柄、消費関連銘柄に売りが集まり、早々に前日比マイナスに転じ、93円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では米国時間に発表された、8月の製造業・サービス業PMIやリッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売等の米経済指標が軒並み予想以上に悪く、ドル円は137円台後半の高値圏から135円台後半に急落しました。ただ、同じタイミングで急落した米長期金利があまり時間をおかずに上昇に転じ、10年債利回りで3.06%台を回復したことから、ドル円も略半値を戻し136.75レベルでアジア時間を迎えています。
テクニカルにはドル円は昨晩の急落で5営業日続いた下値の切り上げが止まり、一時一目均衡表の「雲」の中に沈む場面がありました。その後の持ち直しで「雲」の上には浮上したものの、上昇基調には一服感が出ています。
今週最大の注目イベントである米カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール経済シンポジウム、中でも日本時間金曜深夜のパウエル議長の所感のストリーミング配信が次第に近づいてきており、ここから先は各市場とも調整主体の動きとなる可能性が高いものと思われます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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