トルコリラ円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「テクニカルなターゲットとも重なる大台7.00レベルをサポートに、以前の安値7.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が7.24レベル、高値が7.53レベルと、下げたものの勢いは無いまま反転し、以前の安値圏へと戻す動きで引けることとなりました。
先週のトルコリラは週を通して17.90前後でのもみあいを続け、18.0の大台をトライしそうでしないという流れを続けました。3日に7月CPIが発表され年率で79.6%とほぼ80%という凄まじいインフレを記録したもののトルコリラの動きは見られず、基本的にドル円の動きとともに下げた後に持ち直すという動きでした。
今週も特に大きな材料はありませんが、来週18日のトルコ中銀会合に向けて現状維持ではインフレは悪化するいっぽうだといった見方が広がればドルトルコでの大台上抜けにつながり、トルコリラが対ドル、対円ともに売られる流れという可能性は高いでしょう。
テクニカルには、いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
トルコリラ円は安値から反発しているものの中段のドルトルコリラは大台18を前に不自然な上値の抑えられ方をしています。介入が出ている可能性もありますが、こうした抜けそうで抜けない水準は最終的には抜けるものですから、今週はドルトルコリラでの大台上抜けを想定し。改めてトルコリラ円でも先週安値水準をトライする展開を考えています。
上値は先々週の高値圏7.60水準を考えておくとよさそうです。今週は7.10レベルをサポートに7.60レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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