ランド円ショートコメント(22/8/1)

ドル売りの動きとなったことでランド円は週末まで8円の大台を維持し、8.02と8.16の間を3往復、金曜NY市場で8円の大台を割り込む動きとなりました。

ランド円ショートコメント(22/8/1)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「前週同様にレジスタンスラインと水平線とに挟まれる下降ウェッジの中で、大台を割り込み7.90レベルをサポートに8.20レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.97レベル、高値が8.16レベルと、予想よりも上下ともにやや内側の狭いレンジでの取引となっていました。

先週のランドは特に目立った材料が無い中で、米国の景気後退リスクを背景とした米金利低下によるドル安地合いとなっていましたが、米国4〜6月期GDP速報値がマイナスとなったことから2期連続のマイナスでテクニカル・リセッションとなりドル安のダメ押しとなりました。ドル円は高値から5円近いドル安・円高となりましたが、ドルランドにおいても同水準のドル売りの動きとなったことでランド円は週末まで8円の大台を維持し、8.02と8.16の間を3往復、金曜NY市場で8円の大台を割り込む動きとなりました。

いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

ドルランドもドル円もドルの動きが同じ中で3往復したチャートの形がトリプルトップのようなパターンを形成したことで下抜けによるテクニカルな売りだったと言えるでしょう。週明けも下抜けの動きからの下げを継続していますので、今週も南アフリカ関連での目立った材料は無いのですが、最近の安値圏を下抜けて来た動きから5月安値7.84レベル(ピンクの水平線)をいよいよ試しやすい流れになってきたと言えます。

今週はレジスタンス側も下がって来ていますので、両ラインを参考にして7.85レベルをサポートに8.10レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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