ユーロドル1.02台前半、ECB0.5%利上げ可能性の報道に急伸
19日の東京市場でユーロドルは横ばい後に急上昇。朝方1.0143レベルで取引が始まったユーロドルは、日中1.0120-50レンジを中心のもみあいとなりました。しかし、夕刻ブルームバーグが今週のECB理事会での0.5%の利上げの可能性を報じると急上昇。一時1.0253の高値をつけ、東京時間18:00現在は1.0240の高値圏で取引されています。
昨晩海外市場では、米FRBの次回会合での1.0%の政策金利引き上げの可能性が後退、ECB理事会を控えてのポジション調整もありユーロドルは短期筋のショートカバーを伴って、アジア時間の1.0100挟みの水準から、米国時間にかけて一時1.0201まで大きく値を上げる展開となりました。その後は戻り売り圧力に1.01台半ばに値を下げてアジア時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、昨日からの上昇で転換線を上抜け、1.0283レベルの基準線に接近中。その上には21日移動平均線が1.0307レベルに降下してきており、当面の上値目途となりそうです。
ただ、昨日から本日にかけては、偶々、米国の行き過ぎた利上げ予測に調整が入る一方でECBの利上げ幅拡大報道が流れ、いずれもユーロドル上昇材料であったことから、ユーロドルが大幅上昇したもの。材料消化後にこの水準を維持できるかはやや疑問です。
序盤の欧州主要株価指数はロシアのガス供給が停止された場合の経済への影響懸念やECBの大幅利上げを警戒してほぼ全面安。今晩この後は21:30に米6月住宅着工・建築許可件数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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