NZの2022年第2・四半期消費者物価指数(22/7/15)

日本時間2022年7月18日朝7時45分に発表予定です。

NZの2022年第2・四半期消費者物価指数(22/7/15)

NZの2022年第2・四半期消費者物価指数

来週月曜日の早朝にNZの第2四半期消費者物価指数が発表されます。市場の予想は以下となっています。尚、東京市場は休場になります。

NZの2022年第2・四半期消費者物価指数

(今回発表予想)7月15日9時現在

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均

(黒い線の右側は今回、赤は0%)

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(1〜3%)

(2)年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(1〜3%)

上の図は今回の予想値を加味(黒い線より右が今回予想値、赤い両線は中銀インフレ目標値レンジ)

今回発表の2022年2Q・CPIは前期比+1.5%、前年比+7.1%と、前期比ではやや落ち着いた予想、年率では一段とインフレ高進になっています。
下表は今年5月と2月時のNZ中銀のGDP(四半期)とCPI(年率)の予想です。GDPはやや下方修正されましたが、CPIは逆に上方修正されています。そして、今回の2Qがインフレピークの見通しになっています。2Qの市場予想も7.1%ですので中銀予想に近いものとなっています。問題は本当に中銀見通しの通りにピークとなるかです。
中銀はOCR(政策金利)をまだまだ上げていく意向ですが、次回8月時の予想改訂で、更に上方修正されると、OCR上げも上がり幅の拡大になります。5月時予想でもインフレを中銀目標値内に収めるには来年3Q以降になっているので、次回の金融政策時の見通しは重要になります。その前哨戦として、今回は予想範囲内に収まるのかを見たいと思います。

中銀のGDPとCPI見通し

中銀のGDPとCPI見通し

NZドル米ドルの相場は、週初に0.6125のディセンディングトライアングル下限を切れて、0.6070〜0.6210(火曜日段階のレンジ)のNZドル安トレンド内の下限をトライする動きとしましたが、昨日の底値が0.6061までありました。前述のNZドル安トレンドラインは今日の段階でレンジが0.6030〜0.6180ですので、週初より約30ピップス下がっています。従い、昨日の底値はまだトレンドラインを守っています。
一方で、昨日の終値は0.6129となり、かつてのトライアングルのサポートに戻る動きをしており、結果昨日までの週足はやや下ヒゲ長い陰線になっています。今週の寄りが0.6194の高値寄りですので、昨日の底値とのレンジ133ピップスの半値が0.6128ですので、やはりこの0.6125〜30は重要になります。今日の終値で、これより上か下で来週の流れが変わってきそうです。


(7月15日14時00分、1NZドル=0.6130米ドル)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る