オーストラリアドル週報(2022年7月第3週)

豪ドルは、対ドルでは上値の重い展開が続いていますが、対円では上値余地を探る動きが継続しています。

オーストラリアドル週報(2022年7月第3週)

豪ドル/円、短期は上値余地を探る動き。中期も“強気”を維持。

7/13に発表された米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る伸びとなり、FRBの金融引き締め政策の継続観測にドル全面高の展開となる中、7/14に発表された豪6月の失業率は3.5%と48年ぶりの低水準となりました。また、新規雇用者数は+8.84万人(フルタイム:+52,900人、パートタイム:+35,500人)とこれも市場予想の+3万人を大きく上回りました。インフレ指標や雇用市場が引き続きタイトであることから、豪中銀は次回も利上げを継続すると見られており、豪ドルは、対ドルでは上値の重い展開が続いていますが、対円では上値余地を探る動きが継続しています。

チャートを見ると、日足は1/28につけた80.37を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、この日足の下値抵抗は91.80-90にあります。また、6/8につけた96.88を直近高値として上値を切り下げる流れからも若干上抜け始めており、“豪ドルやや強気”の流れに変化し始めています。94.00-10,94.40-50に一段と強い抵抗がありますが、上抜けて終えれば“強気”の流れに乗せて一段の上昇に繋がり易くなります。逆に91.80-90の日足の下値抵抗を下抜けて、91.50以下で終えた場合は、短期トレンドが変化して豪ドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。21日移動平均線は93.36にあり、これを若干上抜けた位置にありますが、“ダマシ”となる可能性があります。また、120日、200日線は89.84と87.07にあり、中期トレンドは“豪ドル強気”の流れにあります。

一方直近の週足は小陽線で続落を食い止めていますが、94円台乗せに失敗して押し戻されており、上値を切り下げる流れからは上抜けられずに越週しました。今週は、下値トライの動きが先行しましたが、下値抵抗に跳ね返されて反発に転じています。93.60-70の抵抗を上抜けて終えれば、短期トレンドの変化が確定して、来週も上値トライの動きが継続します。さらに94円台で越週した場合は、一段の上昇に繋がり易くなります。週足ベースで見た上値抵抗は、94.00-10,94.40-50,95.10-20に、下値抵抗は91.80-90,90.00-10にあります。31週、62週移動平均線は88.28と85.30にあり、中期トレンドをサポートしています。

豪ドル/円、短期は上値余地を探る動き。中期も“強気”を維持。

7/15現在、31週、62週移動平均線は88.28と85.30にあり中期トレンドをサポート中。

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