オーストラリアの5月住宅建設許可件数の予想
(今回発表予想)7月1日12時00分現在
@前月比
(今回5月予想分は青の矢印、緑はゼロ)
A前年比
(今回5月予想分は青の矢印、緑はゼロ)
月曜日の早朝、豪州の5月住宅建設許可件数が公表されます。前回4月は予想を下回りました。今回5月分も中央値ではマイナスとなり、予想通りなら3ヶ月連続のマイナスになります。
この数値自体は上下動が激しく、2022年になってから、前月比で1月▼26.6%、2月+42.0%、3月▼18.5%、4月▼2.4%となっており、非常にボラタイルになっています。住宅自体は豪州中銀の利上げ継続姿勢に、ローン金利高から需要が落ちています。そして、6月中銀の金融政策内では「…住宅価格はここ数ヶ月、幾つかの市場で下がった。しかし、パンデミック前の水準よりもまだ25%も高い…」としており、家計にとっては評価益で富と消費を支えているとしています。従い、先行指標であるこの建設許可件数は金利先高の状況下では、回復にはまだ暫く時間がかかりそうです。
下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。今週火曜日の小売売上高で添付したチャートと全く変わらず、狭いレンジで収斂が継続しています。
4月5日高値からの抵抗線A(=0.7110)とそこから平行に下したB(=0.6590)で豪ドル安トレンドを継続しています。この間の横サポートC(=0.6830〜40)で何度も止められており、今現在もそのラインに絡んで推移しています。今日のNY終値で下抜くのか、来週初のこの指標を材料にするのか解りませんが、翌5日は豪州中銀の金融政策が控えているので、その結果次第になりそうです。仮に今日Cを切っても0.68台を維持していれば騙しの可能性もあるので、金融政策の結果を待った方が良いかもしれません。短期的には6月16日高値からの抵抗線がD(=0.6960)にあります。
(7月1日15:40、1豪ドル=0.6830米ドル)
オーダー/ポジション状況
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