3. ユーロドル1.05近辺、21日線に頭抑えられ「雲」下放れ (6/29夕)

ユーロドル1.05近辺、21日線に頭抑えられ「雲」下放れ (6/29夕)

29日の東京市場でユーロドルは横ばい後に急落。

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ユーロドル1.05近辺、21日線に頭抑えられ「雲」下放れ (6/29夕)

ユーロドル1.05近辺、21日線に頭抑えられ「雲」下放れ

29日の東京市場でユーロドルは横ばい後に急落。朝方1.0519レベルで取引が始まったユーロドルは、昼にかけてはじり高推移し、一時1.0536の高値をつけました。しかし、午後に入って発表された独ノルトライン・ウェストファーレン州の6月CＰＩが鈍化すると、今晩発表されるドイツ全体のCＰＩ低下への思惑から、ユーロドルは急落。1.05を一時割り込んだ後、東京時間18:00現在はやや戻し、1.0508レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、米長期金利上昇、G7による対ロ制裁強化からの地政学リスク悪化懸念等で欧州序盤の高値1.0606から米国時間にかけて1.0504レベルに下落。その後やや持ち直すも戻りは鈍く、1.0520レベルでアジア時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは昨晩からの下落で、一目均衡表の「雲」の維持に失敗、1.0570付近を下降してきている21日移動平均線に頭を抑えられ、1.0530に位置する転換線を割り込む動きとなっています。引き続き持ち合い相場が続いてはいるものの、昨日に比べるとユーロ買い地合いはかなり後退したチャートとなっています。

序盤の欧州主要株価指数は欧州経済の先行き不透明感が再び募りほぼ全面安。今晩この後は21:00に独6月ＣＰＩ、21:30に米1QGDP確報の発表が予定されている他、22:00からはポルトガルのシントラで開催されているECBフォーラムで、FRBパウエル議長、ECBラガルド総裁等がパネルディスカッションを行います。

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