ユーロドル、欧州時間に1.06割れ (6/10夕)

10日の東京市場でユーロドルはじり高後に急反落。

ユーロドル、欧州時間に1.06割れ (6/10夕)

ユーロドル、欧州時間に1.06割れ

10日の東京市場でユーロドルはじり高後に急反落。ECB理事会後、材料出尽くし感から大きく下げた流れを受け、朝方1.0617レベルで取引が始まったユーロドルは、日中は下げの反動もありじり高推移し、夕刻にかけ1.0642まで値を戻す動きとなりました。しかし夕刻欧州勢参入後に急速に値を崩し、一時1.0590の安値をつけた後、東京時間19:00現在は1.0598レベルで取引されています。

昨晩海外市場で注目されたECB理事会では既報の通り、ECBは7月1日に資産買い入れを終了(既存買入分の再投資は継続)し、今回の利上げは行わないものの、7月のECB理事会で0.25%の利上げを実施する意向であるとステートメントに明記しました。さらにインフレが鎮静化しない場合には9月の利上げ幅は拡大する可能性があることも示唆されており、内容的にはほぼ市場の事前予想通りとなりました。ユーロドルはステートメント公表後(訂正×瞬間的に)1.0774レベルまで上昇しましたが、材料出尽くし感からの利食い売りの動きに米金利の上昇、米株の急落等も加わって1.07を割り込む急落に転じ、さらに終盤にかけ1.0611まで下げた後1.0617レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは、昨晩ECB理事会後の瞬間値で一目均衡表の「雲」の中に入ったものの、その後の急落でサポートの21日移動平均線を割り込み、ユーロ売り地合いに転じています。
(Investing.comの一目均衡表の「雲」は1日のズレがあります)この下には1.0568に基準線がありますが、5/13安値1.0350から5/30高値1.0787までの半値戻しと完全に一致しており、攻防が注視されます。

序盤の欧州主要株価指数は昨晩のECB理事会の結果と今晩の米CPIの高めの予測を警戒してほぼ全面安、今晩この後21:30に米5月CPI、23:00には米ミシガン大消費者信頼感の発表が予定されています。

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