NZ/円、短・中期トレンドは“NZ強気”。84.50割れで終えた場合は短期トレンドに変化。
今週はNZ独自の注目材料はありませんでしたが、米FRBの継続的な利上げ観測から、米10年債利回りが再び3%台乗せとなり、ドル全面高、円全面安の動きとなる中、NZドルは対米ドルでじり安、対円では堅調に推移しています。
チャートを見ると、日足は、1/28につけた75.24を基点として下値を切り上げて来た流れを維持しています。また、4/20につけた87.34を基点として上値を切り下げて来た流れからも5/23の陽線が上抜けて、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。短期的には5/12につけた79.46を直近安値とするサポートラインの下値抵抗が84.50-60にありますが、これを割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して、下値リスクが高くなります。この場合でも80円台までの下げは調整下げの範囲内です。中期トレンドは78円割れで終えない限り、“NZ弱気”に変化しません。日足の上値抵抗は、86.50-60,86.90-00に、下値抵抗は85.00-10,84.60-70,84.00-10にあります。21日移動平均線は83.23に、80.97と80.08に位置しており、短・中期トレンドをサポート中です。
一方直近の週足は高値圏で引ける陽線引けとなり、4/20につけた87.34を基点とする短期的なレジスタンスラインをしっかりと上抜けて、新たな上昇トレンドに入った形となりました。今週は87円超えトライに失敗して押し戻される展開となっていますが、87.30-40の抵抗を実体ベースで上抜けて越週すれば一段の上昇に繋がり易くなります。逆に5/12につけた79.46を直近安値とする短期的なサポートラインの下値抵抗が84.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合は短期トレンドが変化して下値リスクが点灯します。この場合でも80.20-30、78.00-10に週足ベースで見た強い下値抵抗があり、78円割れで越週しない限り、トレンドは大きく変化しません。今週の週足ベースで見た上値抵抗は86.60-70,87.30-40,88.10-20に、下値抵抗は、84.50-60,84.00-10,82.00-10にあります。31週、62週移動平均線は80.35と79.24にあり、中期トレンドをサポート中です。
6/9現在、31週、62週移動平均線は80.35と79.24にあり、中期トレンドをサポート中。
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