ユーロドル1.07台前半でECB待ち
9日の東京市場でユーロドルは1.07台前半での動き。朝方1.0716レベルで取引が始まったユーロドルは、今晩のECB理事会の結果公表を控え、1.0702-34レンジで様子見となりました。夕刻欧州勢参入後はやや下値を広げ、一時1.0694の安値をつけたものの、短時間で1.07台を回復し、東京時間18:30現在は1.0715レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、独4月鉱工業生産の不冴え等から欧州序盤に1.0671まで一時下げました。しかし、その後発表された欧州圏の1QGDP確報が速報を上回ったことや、ECBが今後予想より急速な利上げに踏み切るのではないかとの思惑から米国時間に1.0748まで反発し1.07台で東京時間につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは本日も一目均衡表の「雲」の下限と21日線に挟まれての膠着状態。ただ、明日には「雲」下限は1.0690まで低下してくることから、このままの水準で推移した場合には「雲」に突入します。
序盤の欧州主要株価指数はECBのタカ派シフトを警戒してほぼ全面安。今晩この後は20:45にECB理事会結果公表、21:30にラガルドECB総裁記者会見および米新規失業保険申請件数の発表が予定されています。
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