NZ2016年2QGDP結果(2016年9月15日)

15日早朝に公表されたNZのGDPは以下の通りになりました。

NZ2016年2QGDP結果(2016年9月15日)

NZの2016年第2四半期GDP結果

15日早朝に公表されたNZのGDPは以下の通りになりました。

NZの2016年第2四半期GDP結果

前期比ベースでは予想を下回りましたが、1月〜3月期は当初の+0.7%→+0.9%に
上方修正されており、この分勘案しますと、ほぼ予想通りの数値になりました。
下図の前年比ベースの推移をみますと、かなりの上昇度合いになっています。

NZの2016年第2四半期GDP結果 2枚目の画像

A 内容
建設関連が5.0%の伸びで最大となり、前期も5.1%伸びを示した。
消費関連が1.9%の伸び。
住宅関連が1.3%の伸び。
GDPの16業種の内11業種が2016年6月期で上昇した。輸出は前期比+4.0%になり、18年ぶり(1998年9月期)の高い水準になった。
公的部門が▼1.2%、鉱山関連が▼2.5%となっている。

NZの2016年第2四半期GDP結果 3枚目の画像

B 家計消費の伸びが拡大…前期比+1.9%の伸びになりました。

NZの2016年第2四半期GDP結果 4枚目の画像

C 四半期ベースと前年比ベースの主要各国との比較

オセアニア両国の成長率が際立っています。米国はたまたま第2四半期が低成長でしたが、それでも2016年は年2.5%成長の見込みになっており、先々の利上げ回数にも限界ありそうです。
(出所:@のチャート以外は全てNZ統計局)

相場はNZドル/米ドルで発表前は1NZドル=0.7290米ドル付近で推移していましたが、発表後に0.7270付近まで下落しました。ほぼ予想通りの数値にポジション調整のNZドル売りになった模様です。その後はオセアニア通貨が弱い状況を受けて0.7250まで下げて推移しています。
今週月曜日に0.7320付近で推移していましたが、0.7310のサポートを切れてから、0.7235付近まで下落→0.73回復→0.7250の流れになっています。トレンド的には0.6920〜0.75レンジで右肩上がりのNZドル高ですが、短期的にはまだ下押しの可能性が強くなっています。現在は0.7210の強いサポートを守れるか切れるかの位置にいます。(9月15日16時20分、1NZドル=0.7255米ドル)

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