ユーロドル1.07台前半、ECBのタカ派シフト織り込み方向感探り (6/1夕)

1日の東京市場でユーロドルは1.07台前半で方向感に欠ける動き。

ユーロドル1.07台前半、ECBのタカ派シフト織り込み方向感探り (6/1夕)

ユーロドル1.07台前半、ECBのタカ派シフト織り込み方向感探り

1日の東京市場でユーロドルは1.07台前半で方向感に欠ける動き。朝方1.0734レベルで取引が始まったユーロドルは、時間外の米長期金利が高値圏で推移したことを受けて、日中は下落、夕刻安値1.0705をつけました。しかし、夕刻欧州勢参入後は急激に買い戻しが入り一時1.0738まで上値を拡大しました。その後は米10年債利回りが昨晩のスパイク高値2.88%を再度つけたことから方向感を失い、乱高下の後、東京時間19:30現在は1.0720レベルで取引されています。

昨晩海外市場では祝日明けの米市場で長期金利が上昇したことや株式市場が軟調に転じたことで、ユーロドルは反落し、一時1.0679の安値をつけました。しかしその後は月末のフィキシングがらみとみられるユーロ買いが出て1.07台を回復、1.0734レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルはユーロ買い地合いを継続しながらも、中期下降トレンドの上限付近で頭を抑えられた形で反落。一目均衡表の「雲」も厚く垂れさがってきており、上値が重くなっています。レジスタンスは「雲」下限が本日1.0788レベル、サポートは上昇中の転換線が本日1.0660レベルです。

欧州圏のインフレ懸念とECBのタカ派へのかじ取りも一旦消化したためか、昨日はECB関係者のタカ派発言にユーロドルはあまり反応していません。ここから先は再び米長期金利や株価の動向を睨んでのユーロドル相場に回帰しそうです。

序盤の欧州主要株価指数はインフレからの欧州圏の金利上昇リスクへの懸念が広がり軟調推移。 今晩この後は22:45に米5月製造業PMI、23:00にカナダ中銀政策金利発表、および米5月ISM製造業景況指数、米4月建設支出、そして27:00には米地区連銀経済報告と重要指標が並びます。

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