ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「前週安値に近い7.90レベルをサポートに、5月5日高値と12日安値との61.8%戻しと重なる8.15レベルをレジスタンスと引き続きもみあいの週」を見ていました。実際のレンジは安値が7.99レベル、高値が8.15レベルと、予想よりもかなり狭い値幅での取引に終始しました。
先週のランドは前週末にS&Pが南アフリカの格付け見通しをポジティブに引き上げたことや6月中に中国のロックダウンが解除される見通しなどを好材料に横方向の動きではあったものの底堅い展開を続けました。26日に発表されたPPIが予想の12.3%よりも高い13.1%となったことで利上げ思惑が高まり、週末にかけてはやや強含んで引けました。
今週は南ア関連の経済指標では失業率、貿易収支、製造業PMIなどがありますが、大きな値動きにつながるとも思えず、どちらかというとここ半月ほどのテクニカルな要因の方が大きいと思われます。チャートを見てください。
いつもの4時間足チャート上からランド円、ドルランド、ドル円)です。
5月12日安値を起点とした上昇チャンネル(ピンク)の中での動きとなっていて、5月5日高値と12日安値の78.6%(61.8%の平方根)戻しとなる8.24をターゲットにしていると考えられます。サポートはサポートラインが位置する8円の大台を考えておくとよいでしょう。
今週はサポートラインも重なる大台8.00レベルをサポートに、レクニカルなターゲットに近い8.25レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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