ユーロドル、仏大統領選でマクロン大統領リード拡大に週明け上昇 (4/11夕)

11日の東京市場でユーロドルは急騰後に調整入り。

ユーロドル、仏大統領選でマクロン大統領リード拡大に週明け上昇 (4/11夕)

ユーロドル、仏大統領選でマクロン大統領リード拡大に週明け上昇

11日の東京市場でユーロドルは急騰後に調整入り。週末のフランス大統領選第一回投票の未明の暫定予測でマクロン大統領28%に対してルペン氏24%と予想以上にマクロン大統領がリードを広げたことで市場に安ど感が広がりました。
ユーロドルは週明けオセアニア市場で1.0923と前週末の1.0876から大きく窓を開けて取引が始まり、序盤には1.0954レベルまで値を上げる場面がありました。しかし、アジア時間に移って米長期金利が上昇を続け、米10年物国債利回りで2.77%まで上昇するにつれ、上昇分を削り、昼前には1.0874まで低下して「窓埋め」を早々に完了しました。夕刻欧州勢参入後は米長期金利上昇が一服したこともあり買い戻され、東京時間19:00現在は1.0926レベルで取引されています。

テクニカルにはユーロドルは引き続き21日移動平均線の下での推移が続いていますが、7営業日連続での下値切り下げからは、切り返しそうな状況となっています。

仏大統領選は現職のマクロン大統領と極右政党のルペン氏とが24日に決選投票に臨むことが確実となりましたが、接戦が予想されており予断を許さない状況。ウクライナではロシアの戦力再投入が近づいているとの情報もあり地政学リスクが再度意識される可能性も低くありません。また、今週は14日にECB理事会が予定されているなど、ユーロをめぐる情勢は引き続き不確定要素が多く、今週は波乱含みです。

序盤の欧州主要株価指数はまちまちの動き。今晩この後重要な経済指標の発表などは予定されていません。

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ユーロドル日足

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