ユーロドル1.08台後半、乱高下しつつも徐々に下値広げる (4/8夕)

8日の東京市場でユーロドルは1.08台をじり安推移。

ユーロドル1.08台後半、乱高下しつつも徐々に下値広げる (4/8夕)

ユーロドル1.08台後半、乱高下しつつも徐々に下値広げる

8日の東京市場でユーロドルは1.08台をじり安推移。朝方1.0879レベルで取引の始まったユーロドルは、ドル金利先高観の強まる中、日中じり安に推移し、昨日欧州序盤につけた安値1.0865を序盤既に下回って下落。夕刻欧州勢参入後に一段安となり一時1.0848の安値をつけましたが、その後反発し、東京時間17:30現在は1.0870レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、欧州時間の朝方にユーロドルは1.0866まで下落しましたが、その後発表された3/10開催分のECB理事会議事要旨で、インフレ懸念と金融引き締めの必要性が強調されていたことが、市場の想定よりタカ派スタンスであったことから一時1.0939まで急伸しました。ただ、買い一巡後はFRB高官のタカ派発言や米長期金利上昇に再び1.09を割りこむ荒い値動きとなり、1.0880レベルで東京時間につなぎました。

テクニカルにはユーロドルは本日まで7営業日連続で下値を切り下げる強いユーロ売り地合い。
3/7に安値1.0806を付けて以降は急反発の後方向感を失って迷走状態でしたが、ここへ来て米国の急激な金融引き締め方針が水際立ってきたことから、主要通貨に対するドル買いが強まり、ユーロドルは再び安値を窺う動きとなっています。

序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。今晩この後は23:00に米2月卸売在庫の発表が予定されています。

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