ユーロドル一時1.09割れ、じり安後に反発
6日の東京市場でユーロドルは下値拡大後に急反発。朝方1.0905レベルで取引が始まったユーロドルは、アジア時間も米長期金利が上昇を続けたことで日中じわりと値を下げて、1.09を挟む動きとなりました。しかし、15時に発表された2月の独製造業受注が予想外に悪化すると下げ幅を広げ、一時1.0875まで下値を拡大。しかし、欧州勢参入後は18:00に欧州圏の2月PPI発表を控えユーロの買戻しが強まり、発表前に1.0926まで切り返したものの、前年比で予想31.6%に対し31.4%と高率ながら予想を下回ったことで小幅反落。東京時間18:30現在は1.0908レベルで取引されています。
昨晩海外市場ではハト派イメージの強いブレイナードFRB理事の5月にバランスシート圧縮を急ぐとのタカ派発言に米長期金利が急上昇。ユーロドルは米国時間終盤に1.0900まで下げてそのまま安値圏で東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは昨日来の下落で21日移動平均線を下放れ、3/7につけた年初来安値1.0806を再びうかがう動きです。
序盤の欧州主要株価指数は、米国はじめ主要国の金利上昇観測を嫌気してほぼ全面安。今晩この後は23:30に米週間原油在庫統計、27:00には3月のFOMC議事要旨の公表が予定されています。
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