ユーロドル1.10割れ、リスク回避の動きに売り強まる
5日の東京市場でユーロドルは最近の安値圏での小動き。朝方1.0962レベルで取引が始まったユーロドルは、日中1.0963-80の1.10割れ水準での狭いレンジの取引に終始。夕刻欧州勢参入後はやや上値を広げたものの1.10には届かず、東京時間18:30現在は1.0982レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、ロシア軍のウクライナ占領地での残虐行為に非難が集まる中、地政学リスク長期化と制裁強化からの欧州景気低迷懸念に、リスク回避のドル買いが優勢となりました。ユーロドルも大きく売られ米国時間午後にかけ一時1.0961まで急落しています。
テクニカルにはユーロドルは昨晩からの下落で、基準線、21日移動平均線、3/7安値からのサポートライン等を軒並み下抜け、俄かにユーロ売り地合いが強まっています。また、3/7につけた安値の1.0806からの上昇の半値戻しに既に達しており、61.8%戻し1.0951を割り込むと下げが加速しそうです。
序盤の欧州主要株価指数は軟調推移。今晩この後は21:30に米2月貿易収支、22:45には米3月サービス業PMI、23:00に米3月ISM非製造業景況指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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