オーストラリア 2月貿易収支の予想
明日(木曜日)の早朝、豪州の2月貿易収支が発表されます。前回1月は予想を大きく上回る数値になりました。昨年11月以降は100億豪ドルの黒字を割る数値でしたが、1月に大きく回復し、今回2月も前月よりは減少するものの、116.5億豪ドルの黒字予想になっています。
(今回発表予想4月6日9時30分現在)
下図を見ると、青の横線(100億豪ドル)を回復し、今回も上回っています。オレンジ色の移動平均線もやっと上向きになっています。
GDPベースでは、第3四半期が月平均125.09億豪ドル、第4四半期が同99.08億豪ドルとなり、今回予想通りなら、2ヶ月平均は122.70億豪ドルになり、昨年3Qの水準近くまで回復することになります。GDPベースでは前期比23.8%増となり、プラス要因になります。
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2022年1月現在:黒線矢印は今回2月予想値、緑はゼロ、青は100億豪ドルの黒字額基準)
輸出入の項目別では、輸出は2月が前月比+0.0%(レンジ▼3〜+2%:1月は+8.0%)、輸入は2月が同+2.0%(全て2%予想:1月は▼2.0%)です。前月の輸出が大きく伸びた反動、逆に輸入はマイナスからプラスに回復に回復します。
下図は豪ドル対米ドルの日足チャートです。3月中旬底値を結んだラインA(=0.7340)とそこから平行に上げ、2月24日底値からのラインB(=0.7430)にサポートされ豪ドル高になっています。そのAとBから平行に上げた目安の抵抗線C(=0.7680)があり、昨日はほぼその上限近くまで買われ、長い上ヒゲを作りました。豪ドル自体はまだ上昇トレンドを維持していますが、目先は上値トライ失敗になっています。
これまで横サポートD(=0.7455)とE(=0.7560)で収斂し、上抜け後に一気にトライして失敗しているので、現状ではまず最初にEがサポートされるのかを試す流れになりそうです。切れた場合は再度D方向が視野に入り、レンジに引き戻されそうです。
トレンドが強いので、貿易収支の黒字額がレンジ近い結果になると豪ドルが買われ易くなりそうです。
(4月6日11:00、1豪ドル=0.7565米ドル)
オーダー/ポジション状況
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