ドル円、米長期金利急上昇受け一時124円台を回復 (4/6午前)

6日午前の東京市場でドル円は上昇。

ドル円、米長期金利急上昇受け一時124円台を回復 (4/6午前)

ドル円、米長期金利急上昇受け一時124円台を回復

6日午前の東京市場でドル円は上昇。朝方、123.60レベルで取引が始まったドル円は、時間外の米10年物国債利回りが東京時間に上昇し2.61%に達したことにつれて上値を伸ばし、124円手前でもみ合ったのち11時台に124円台に乗せました。しかし、124.05までで売りに押され、一旦123.65まで急反落した後、東京時間正午現在は123.89レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩米市場でFRB高官のタカ派発言に、米株がハイテク関連株主体に大きく下げたことを受けて、半導体銘柄等で売りが先行しました。その後他業種にも売りは広がり、結局エネルギーを除くほぼ全業種で下げて、525円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、元々はハト派のイメージの強いFRBのブレイナード理事が、資産圧縮を「5月にも急ピッチで始める」と強いタカ派発言をしたことがサプライズとなり、米長期金利が急上昇。ドル円は122.80レベルから米国時間終盤にかけ123.67まで上昇し、そのまま高値圏で東京時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は3/28につけた年初来高値125.09からの反落の61.8%戻し123.63をクリア。76.4%戻しの124.19や3/29高値124.30のある124.20-30の抵抗帯を試す動きです。この水準を上抜けるとターゲットは3/28高値125.09そのものとなります。

昨日の日銀黒田総裁の国会での強力な緩和継続への強い意志の確認と、ブレイナード理事のタカ派発言で、市場は日米金融政策の方向性の違いを再確認、為替市場は再び金利相場に戻りつつあります。
ここ数日のドル円の動きは米長期金利の動きとの相関性が極めて高く、本日午後以降も米10年債利回りの動向を踏まえ、ドル円が上方向は上記のレジスタンスライン124.20-30を海外時間にかけて上抜けていけるか否か、下方向は昨晩海外時間での上昇後、一旦横ばいとなった123.50-60レベルを維持できるかに注目です。

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