ランド円ショートコメント(22/4/4)

週初のドル円の急騰を受けランド円も週初に上昇、その後買われる前の水準に押してからは週を通して動きが鈍いままでした。

ランド円ショートコメント(22/4/4)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「利上げ前の水準となる8.20レベルをサポートにターゲットを若干上回る8.55レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が8.27レベル、高値が8.60レベルと、予想よりもややたかい値動きの一週間となりました。

先週のランドは対ドルでは最近のランド高値圏(ドル安値圏)で横方向のもみあいとなっていましたが、週初のドル円の急騰を受けランド円も週初に上昇、その後買われる前の水準に押してからは週を通して動きが鈍いままでした。材料的にはロシアからのレアメタルの代替輸入先としての南アという買い材料だけでは上昇が続きにくくなってきたところに、商品価格そのものが調整の下げに転じ、特にパラジウム価格は高値から大きく下げ1月下旬の水準へと押してきたことがあります。前週こそ利上げとタカ派な内容に反応したランド買いが原動力となっていましたが、短期的にはランド買い材料が一巡しもみあい局面入りという流れとなっています。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

青い水平線のターゲットは3月安値7.37と先週高値8.60との38.2%押し8.13です。横方向のもみあい水準としては、この8.13から先週高値8.60との間で上下をやや狭める展開を考えています。今週はこれまでの上昇トレンドが一段落してのもみあいを考え、8.15レベルをサポートに8.55レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

最近トルコリラ円とランド円が同じようなレートで紛らわしいですね。

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