3. トルコリラ円ショートコメント　(22/03/28)

トルコリラ円ショートコメント　(22/03/28)

今週のロシアとウクライナの停戦協議がトルコで行われるということから、直近のトルコリラ売りがいったん小休止といった動きに思えます。

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トルコリラ円ショートコメント　(22/03/28)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「テクニカルに半値水準となる8.03を中心に前週同様のレンジを続けると考え、7.85レベルをサポートに8.15レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が8.00レベル、高値が8.22レベルと、値幅は狭かったものの比較的底堅い一週間となりました。

先週のトルコリラは対ドルではほとんど動きが見られず、14.769〜14.911レンジと値幅はわずか0.142と最近にしては驚くほど静かな一週間で、上下とも介入しているのではないかという感じでしたが、今週のロシアとウクライナの停戦協議がトルコで行われるということから、NATO加盟国でもありロシアとも引き続き良好な関係と見られるトルコリラについて、直近のトルコリラ売りがいったん小休止といった動きに思えます。

ただ、NATOにもロシアにもいい顔をしようとしているエルドアン大統領に対してバイデン大統領やNATO加盟国はやや冷ややかな目で見ている感じもあり、今週のトルコでの停戦協議が引き続き協議程度で終われば改めてトルコリラ売りも再開しやすいでしょう。今週は連日トルコ関連の経済指標は出ますが、やはり最大の材料は停戦協議になるはずですから、それを待った上で月末、そして週末の米国雇用統計へと進んでいく流れです。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート（上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円）をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

中段のドルトルコリラが全く動かず、単にドル円の動きでトルコリラ円も円安になっていることがわかりますが、今週はピンクの上昇チャンネルの下限近辺をサポートに、2月25日高値をレジスタンスとする流れにあると見ています。今週は8.15レベルをサポートに8.40レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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