トルコリラ円ショートコメント(2016年9月5日)

まず先週の振り返りですが

トルコリラ円ショートコメント(2016年9月5日)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「34.30レベルをサポートに、34.90レベルをレジスタンス」とするレンジを予想しました。実際のレンジは安値が34.31レベル、高値が35.29レベルとなり、予想レンジより若干トルコリラ高の動きとなりました。

これは金曜の米国雇用統計においてドル高が進行する中、特にドル円での円安が目立ったことから金曜にそれまでトライして抜けられなかった35.00の大台を上抜けしたことによるものです。トルコ国内の情勢に不安は残るものの、金融市場に関しては落ち着いた状態が続いていることから、他のクロス円同様にトルコリラ円も上昇する動きとなりました。

今週の材料は本日5日にトルコの8月CPIが発表される程度で目立った材料に乏しい週です。引き続きドルを中心とした展開の中で、ドルトルコリラとドル円とのスピード差による動きとなってくるでしょう。

チャートはドルトルコリラの日足を見てみましょう。こちらは均衡表を重ねて表示してあります。

             トルコ円日足

             トルコ円日足

34.90レベルをサポートに、35.40レベルをレジスタンスとする流れ

ここ2週間ほどは比較的落ち着いた値動きを示す中、ドル高の動きとともにドルトルコリラも緩やかな上昇を示していました。そして先々週も先週もちょうど均衡表の雲の下限(2.9683)の水準で上値を抑えられ9月に入ってからは、若干の下げが見られます。

ドル円がドル高値圏にあり、下押し(ドル売り)が入る可能性があり、しかもドルトルコリラも上値が重いとなると、トルコリラ円はまったくの中立もみあいと考えざるを得ません。

今週は、金曜NY終値(35.06レベル)を中心としたもみあいを考え、34.90レベルをサポートに、35.40レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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