ユーロドル、欧州株価急反発に1.09台後半まで上昇
9日の東京市場でユーロドルは堅調推移。朝方1.0907レベルで取引が始まったユーロドルは、序盤に1.0890まで小幅に下落する場面もありましたが、その後はじりじりと値を上げて夕刻には1.0920を挟む動きとなりました。夕刻欧州勢参入後に欧州主要株価指数が反発するとユーロも上げ足を速め1.09台半ばに上昇、一時1.0970の高値をつけた後、東京時間18:30現在は1.0965レベルで取引されています。
特段好材料が出たわけではありませんが、連日の株価の下げにウクライナをめぐる地政学リスクもある程度は織り込みつつあるとみて株式市場に自律反発的な買戻しが入っており、過度のリスク回避の動きがやや後退しているようです。
昨晩海外市場ではEUにエネルギー価格の高騰や防衛費に充てるために大規模な欧州共同債発行を検討しているとの報道に一時1.0959まで上昇しましたがその後は反落、1.09近辺まで下げて東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは、引き続きユーロ売り地合いが継続していますが、一昨日の安値1.0806を底値に一旦反発局面に。当面のレジスタンスは1.1040レベルの転換線。
序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高、独DAX指数の上昇は19時現在5%に迫る勢いです。今晩この後は24:30に米週間原油在庫統計の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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