ユーロドル、ロシア軍のウクライナ原発攻撃受け年初来安値更新 (3/4夕)

4日の東京市場でユーロドルは年初来安値を更新。

ユーロドル、ロシア軍のウクライナ原発攻撃受け年初来安値更新 (3/4夕)

ユーロドル、ロシア軍のウクライナ原発攻撃受け年初来安値更新

4日の東京市場でユーロドルは年初来安値を更新。朝方1.1063レベルで取引が始まったユーロドルは午前中に、ロシア軍がウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所を攻撃し、火災が発生しているとの報道を受け急落し、一時1.1010の安値を付けました。その後は、原子炉自体に影響が及んでいないこと、火災が鎮火したことなどが報じられ、いったん下げ止まりましたが、午後に入ってロシア軍が同発電所を制圧したことが伝わると夕刻にかけ再び値を下げる展開となり、19:00過ぎには日中安値を下回る1.1001まで下値を拡大、東京時間19:30現在は1.1016レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、ウクライナをめぐる地政学リスク、エネルギー価格高騰による欧州経済のスタグフレーション懸念等からユーロドルは徐々に値を下げる展開となり、一時1.1034まで下げて直近安値を更新、その後はやや戻し、1.1060近辺でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは、昨晩からの下落で2020年安値1.0636からの上昇の76.4%戻しを達成し、現在は節目の1.1000の攻防。この水準と1.0970レベルの中期下降チャネルの下限を下抜けると、2020年の安値1.0636そのものがターゲットとなります。

序盤の欧州株価指数先物はウクライナ情勢の更なる悪化に軒並み2-4%の暴落商状。
今晩は22:30に米雇用統計の発表があり、ウクライナ情勢と両にらみ。

ユーロドル、ロシア軍のウクライナ原発攻撃受け年初来安値更新

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