オーストラリア 1月貿易収支の予想(22/3/2)

明日(木曜日)の早朝、豪州の1月貿易収支が発表されます。

オーストラリア 1月貿易収支の予想(22/3/2)

オーストラリア 1月貿易収支の予想

(日本時間2022年3月3日朝9時30分発表予定)

明日(木曜日)の早朝、豪州の1月貿易収支が発表されます。前回12月は予想を下回る数値になりました。昨年6月から100億豪ドルを超える黒字を5ヶ月間連続で計上していましたが、11月以降は一貫して黒字額縮小になっています。今回1月はやや黒字増加となっていますが、100億豪ドルは回復していません。

オーストラリア 1月貿易収支の予想

(今回発表予想3月2日9時現在)

下図を見ると、青の横線(100億豪ドル)を下回っています。オレンジ色の移動平均線も一貫して下がり続けており、今月以降は傾向として下がるのか、横這い開始になるか正念場です。
GDPベースでは、第3四半期が月平均123.24億豪ドル、第4四半期が同96.63億豪ドルで、前期比22%減になりGDPマイナス要因です。それでも今日発表の4Q・GDPは前期比で拡大しているので悪い数値ではありません。ただ、1月は予想通りなら前期平均より下回りますので、新たなマイナス要因の始まりになります。

過去の推移と3ヶ月移動平均

過去の推移と3ヶ月移動平均

(2021年11月現在:黒線矢印は今回12月予想値、緑はゼロ、青は100億豪ドルの黒字額基準)

輸出入の項目別では、輸出は1月が前月比+6.0%(レンジ+4〜7%:12月は+1.0%)、輸入は1月が同+3.0%(レンジ3〜+5%:12月は+5.0%)です。伸び率は輸出入共に前月比プラスを保っているので、予想通りなら悪くはないですが、輸入が下がっているので、内需にやや弱さがありそうです。

1月住宅建設許可件数の予想

1月住宅建設許可件数の予想

(今回発表予想3月2日9時現在)

尚、同時刻に1月の住宅建設許可件数が発表されます。住宅は1日の中銀金融政策で非常に強いとの記述があり、1月はマイナス予想ですが12月の反動と思われます。

下図は豪ドル対米ドルの週足チャートです。昨年3月高値からのラインA(=0.7520)で抵抗線になっています。ここから平行に下したB(=0.6870)で豪ドル安トレンドになっています。
この間5月中旬高値からの抵抗線C(=0.7310)が効いています。一方で、豪ドル安下で現在はD(=0.7130)でサポートされ、切り上がっています。現在はCとDで収斂の過程であり、僅か180ピップスですので、抜け易くなっています。上抜けでA、下抜けでB方向になりますが、下限は心理的壁0.6990〜0.7000の大台サポートがあります。

1月住宅建設許可件数の予想 2枚目の画像

(3月2日14:30、1豪ドル=0.7266米ドル)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る