ユーロドル、米ロ首脳会談開催の報に1.13台を堅調推移 (2/21夕)

21日の東京市場でユーロドルは、1.13台を上昇。

ユーロドル、米ロ首脳会談開催の報に1.13台を堅調推移 (2/21夕)

ユーロドル、米ロ首脳会談開催の報に1.13台を堅調推移

21日の東京市場でユーロドルは1.13台を上昇。朝方1.1317レベルで取引が始まったユーロドルは、午前中に流れた、マクロン仏大統領の仲介でバイデン米大統領とプーチンロシア大統領の首脳会談開催に原則双方が合意したとの報道で急伸。夕刻にかけ1.1379までほぼ一方向で買い上げられる展開となりました。欧州時間に入りさらに高値を1.1390まで伸ばしたものの、その後はやや戻し、東京時間18:30現在は1.1363レベルで取引されています。
夕刻発表された2月の欧州地区のPMIはまちまちの結果となり、為替市場への影響は限定的でした。

市場の注目は引き続きウクライナ情勢。バイデン大統領はじめ米国政府筋からの米国の再三のロシアの近日中の攻撃開始観測と、演習終了後のロシア軍のベラルーシ駐留継続決定の報道に、週明けまではリスク回避の動きが続いていましたが、条件付きながら米ロ首脳会談へ道が開けたことで先週金曜の海外時間の下落分を日中取り戻した形です。
ただ、序盤の欧州主要株価指数は、ロシア大統領府の報道官が、首脳会談に関し「具体的な計画はない」などと発言したことで再びリスク回避の動きが強まり、ほぼ全面安となっており、ユーロドルの本日高値からの反落もこれを反映しています。
当面はウクライナ情勢への一喜一憂に市場が振り回される状況が継続しそうです。

尚、今晩この後重要な経済指標の発表等は予定されていません。

ユーロドル、米ロ首脳会談開催の報に1.13台を堅調推移

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