用統計前の様子見続く、日経わずか一円安
今晩9時半からの米雇用統計を控え、本日の東京市場も為替、株ともに様子見気分の強い一日となりました。
日経平均はザラバの高値16,946円をつけたものの、17,000円には届かず足踏み状態終値は昨日の終値とほぼ同水準の16,925円でした。
一方ドル円は昨日の海外市場で米指標に振られて乱高下した後、昨日とほぼ同様の103円台前半で東京に戻ってきましたが、本日も底堅く推移して欧州時間に入り103円台の後半に上昇しています。
今晩の8月の雇用統計の非農業部門雇用者数のコンセンサスは18万人の増加。とりあえずはこの数字を上回るか下回るかでしょう。
首尾よく18万以上の数字が出ればトレンドの継続でのドル買い、問題は下回った場合ですが、15万人程度までであれば影響はあまり大きくなく、5月のように10万人を大幅に下回る場合には相当ドル買いの巻き戻しを覚悟する必要がありそうです。
仮によい数字が出たからといって、9月の利上げの確率が50%を越えるようなことにはなりにくいとは思いますが、ジャクソンホール以降の市場の基調となっている、早期利上げ観測とドル買いの動きを継続できるか否かの大きな試金石であることは疑いないところです。
今晩は同時間に貿易収支、23:00には耐久財受注の発表も控えています。
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