オーストラリア 1月失業率の予想(22/2/16)

日本時間2月17日9時30分に発表予定です。

オーストラリア 1月失業率の予想(22/2/16)

オーストラリア 1月失業率の予想

17日朝9時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。

オーストラリア 1月失業率の予想

(2月16日9時00分現在)

(1)就業者数

前回12月数値は予想通りの結果になりました。今回の新規雇用者増は0万人との予想です。昨年10月初旬までのロックダウン期間はマイナスが続きましたが、明けてからは11月が30.6万人増の大幅な数値となり、その後も増加したので、やや落ち着いた状況になってきていると思われます。豪州の雇用は既にCovid-19前の水準を越えており、米国よりは先に改善しています。黒のトレンドラインまでは戻っていませんが、ここまでは悪くない推移と思われます。但し、豪ドル米ドル相場は弱い状況ですので、レンジ下限付近のマイナスになると、売り材料になりそうです。

就業者数推移

就業者数推移

(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は1月予想、黒は過去のトレンド)

(2)失業率

12月の結果は4.2%と、予想より大きく改善しています。ロックダウン時の10月が5.2%でしたので、僅か3ヶ月で1%もの改善になっています。1月はさすがに前月比横這い予想です。下図を見ると、オレンジ色の移動平均線も大きく下がっていることがわかります。直近2月に発表された豪州中銀の四半期経済見通しでは、2022年6月末失業率が4.0%と上方修正されました(12月末は3.75%←4.25%から改訂)。昨年11月が4.5%でしたので、大きく改訂し、現在はそれに向かって進んでいる状況です。ご参考までCPI等も上方修正しており、堅調な豪州経済が伺われる予想になっています。

就業者数推移 2枚目の画像

下図は豪ドル・米ドルの週足チャートです。昨年3月高値からの抵抗線A(=0.7475)、5月高値からの抵抗線B(=0.7340)で上値を抑え込まれています。下限は底値を結んだC(=0.6930)でサポートされ、AとC、乃至BとCで下降ウェッジを形成しています。この間の横サポートD(=0.6990)で底割れを支えており、Cをトライする前にはAとD、乃至BとDでディセンディングトライアングルとなっています。このパターンは下抜けリスク大きいので、Dを切ってからCトライになります。尚、スポットからの抵抗線・サポートに関してはシカゴポジション321を御参照願います。日足で見たものになっています。そして、このチャートを見ても心理的サポートの0.7000(すなわちD)が効いています。

就業者数推移 3枚目の画像

(1豪ドル=0.7155米ドル、2月16日14時15分現在)

オーダー/ポジション状況

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