ユーロドル1.12台後半で小動き、米CPI待ち
10日の東京市場でユーロドルは1.12台後半でのもみ合い。朝方1.1293レベルで取引が始まったユーロドルはもみ合いながらも下値を切り上げ、午後に入って1.13台を回復する場面もありました。しかし、1.13台はすぐに売り戻されて1.1286まで反落。東京時間17:30現在は、1.1291レベルで取引されています。
昨晩海外市場では欧州時間に入ってもユーロドルの下落傾向が続き、東京終盤の1.1320レベルから、1.1279まで値を下げました。ECBが来週の理事会で、資産購入プログラムを臨時に拡大する可能性があるとの報道が流れ、米国時間に下げを加速することとなりました。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩の下落で再び21日移動平均線(本日1.1303レベル)を下抜けて、本日は上値を21日線で頭を抑えられた形です。
ユーロドルは12月に入ってからは1.1303を挟んでの持ち合い色が濃くなっていますが、今晩発表の米11月CPIは事前予想が前年比6.8%と非常に高い数字となっており、このまま高めの数字で結果が出れば、来週のFOMCを前に早期利上げ観測が再燃しそうです。その場合株価がどのような反応を見せるかも含め、今晩は波乱含みです。
序盤の欧州主要株価指数は欧州でのオミクロン株を含むコロナ感染拡大による影響懸念が払しょくしきれず反落。今晩この後米CPIは22:30の発表、24:00にはミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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