トルコ中銀1%利下げ

注目のトルコ中銀会合でしたが、コンセンサス通り1%の利下げを行い政策金利は15.0%となりました。

トルコ中銀1%利下げ

トルコ中銀1%利下げ

注目のトルコ中銀会合でしたが、コンセンサス通り1%の利下げを行い政策金利は15.0%となりました。前回会合では予想を超える2%の利下げが実施されただけに、今回の会合でも警戒感が広がっていましたがネガティブ・サプライズはありませんでした。

しかし、中銀が参考にするコアCPIよりも約2%低い政策金利によって実質金利はマイナス、今後のインフレ再燃が懸念されていることもあって、トルコからの資金流出は続いています。今回の会合でも東京市場でトルコリラは対ドル、対円とも売り込まれそれぞれ史上最安値を更新していました。

トルコリラ円は10.33レベルが安値となり、会合前には10.87レベルまで戻していましたが、結果を見て改めてトルコリラ売りの動きとなり、直後には10.34レベルと史上最安値まで1銭まで近づきました。その後若干戻してはいるものの、いつまた売りの波が入ってきてもおかしくない状況です。

週足チャートでテクニカルなターゲットを見ておきましょう。

トルコ中銀1%利下げ

2018年後半からの大きな下降ウェッジ(青)の中で、今週はウェッジの下抜けを試している段階です。また2018年後半の戻り高値を起点とした逆N波動を考えた場合、フィボナッチ・エクスパンションでは50%エクスパンションが10.23とほぼ現在の安値に近いターゲットですが、大台10円にも近いため当面は大台10円を試しやすい流れにあると言えます。

さらに、10円の下の水準としては61.8%エクスパンションが9.05と9円の大台に近く、年内の安値のターゲットとしては9円をも考えておく必要がありそうです。

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