ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「引き続きランドが弱い地合いを考え7.30レベルをサポートに、7.60レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が7.31レベル、高値が7.53レベルと、予想に比べ狭いレンジの中で短期的には安値を見て上昇方向へと転じた可能性が出てきました。
先週のランドは週前半は対ドルでのランド安が目立ったことから売りが先行しましたが、背景としては4日に公表された南アフリカ統一地方選挙において与党ANCの得票率が46%(前回54%)と政権獲得以来でもっとも低い得票率であったことが主要因です。しかし、現在の野党はどの政党も弱く、政権を失うことにはならないため、ランド売りも限定的なもので終わりました。
その後は安値圏でのもみあいを経て、週後半は米国FOMC以降の米金利低下に助けられてドル売り・ランド買いの動きとなったことからランド円も盛り返したという展開でした。今週は注目材料として11日に発表予定の中期予算がありますが、週末も近いことから既に目先の安値は見て、先々週の高値(7.75レベル)を目指す展開ではないかと見ています。
テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
先週前半の底固めもあって、それまでの下降トレンドは終わった動きです。先週引いてあった下降チャンネルも完全に上抜けました。こうなってくるともみあい時点につけた高値水準である7.40レベルが現状ではサポートとなりやすい水準です。
今週は強い地合いを維持し、7.40レベルをサポートに、上方のターゲットに近い7.70レベルをレジスタンスとする週を見ておくこととします。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2021.11.13
南アランド週報:『冴えない動きが継続中。来週は南ア経済イベントが目白押し』(11/13朝)
今週の南アフリカランド円(ZARJPY)相場は、週初7.53円で寄り付いた後、早々に週間高値7.60円まで上昇しました。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2021.11.06
南アランド週報:『週末にかけて急伸するも上値余地は限定的か。反落リスクに要警戒』(11/6朝)
南アランド円相場は10/20に記録した約4ヵ月ぶり高値7.95円をトップに反落に転じると、11/2にかけて約1ヶ月半ぶり安値となる7.33円まで急落しました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。