豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
明日11月2日火曜日、豪州の政策金利が発表されます。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想
(11月1日13時30分現在)
現行のOCRを0.10%で据え置き(エコノミストは全員据え置き予想でレンジなし)
3年債利回りの目標上限を0.10%の据え置き(全員据え置き予想)
前回10月5日の会合では金利面で全て据え置きとなり、債券購入プログラム(購入額は週40億豪ドル)なども据え置きました。今回も全て据え置き予想になっています。テーパリング等内容もなしとの予想です。
今回のポイントは以下です。
@ シドニー等のロックダウンが10月中旬に明けたばかりで、まだ先行きの状況をみたいとするエコノミストが多くおり、全て据え置き予想になっています。
A 10月27日発表の第3四半期CPIがインフレ目標上限の3%となり、第2四半期の3.8%よりも下がりました。賃金の伸びが弱く、CPI上昇も一時的との見方が多くなっています。中銀がこの見方を踏襲するか否かとなります。
B 前回会合で、中銀は年内には再び成長拡大を予想しているので、12月よりも早い今回会合でその内容に触れ、条件付きテーパリングなどを示唆するか否か。
C 一方で先行きの利上げに関しては、下表をみても利上げ開始が一段と遅れる予想になっています。一部では2024年中と見ているエコノミストもおり、金利に関しては無風です。
D 最近の豪ドル高についてのコメントはどうなるか。
また、エコノミストの将来の利上げに関する予想は下記です。
来年の第4四半期から一部エコノミストが利上げ予想を見ているに留まり、利上げ気運が萎んでいます。
前回の金融政策記者発表要旨内の一部を抜粋は下記です。
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。(出所:豪州中銀HP)
相場に関してはシカゴポジション306を御参照願います。予想は無風ですので、何らかの具体的なコメントがでると、相場で材料視されそうです。
尚、次回会合は12月7日(火曜日)に予定されています。
(11月1日15:10、1豪ドル=0.7512米ドル)
オーダー/ポジション状況
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