オーストラリア 9月小売売上高の予想
(発表10月29日、日本時間9時30分予定)
明朝(29日)、豪州の9月小売売上高が発表されます。前回8月は予想を上回りましたが前月比▼1.7%となりました。これで3ヶ月連続の前月比マイナスとなりました。今回9月はやっと小幅プラスの+0.4%予想になっています。下図を見ると、まだコロナ前の高値である2020年3月の水準(赤い線)を下回っています。約4ヶ月に亘るシドニーのロックダウン解除が10月11日からですので、この影響が残る月になっています。
また予想レンジを見ると、上下に大きく開いており、中間値がプラスですので、プラス予想が多くなっていますが、結果を見るまでは予断を許さないと思います。
尚、8月の内訳は食料品が+2.1%、その他小売が+0.8%で、この2つ以外は全てマイナスとなり、衣料関連が▼15.7%、百貨店▼10.2%、外食▼7.0%、家庭用品▼2.3%の順になっています。
(10月28日12時現在)
小売売上高
2018年12月を100にしたもの(2020年3月高値を上限にして赤い線を記載しています。今回予想は青矢印)
豪ドル対米ドル相場に関しては、火曜日の3Q・CPI時に添付した右肩上がりを継続しています。日足では0.7470〜0.7560間で収斂しています。
下図は週足チャートです。2020年3月末を底値にしたサポートAは下抜け、豪ドル安となりました。今年2月下旬の高値を起点にした抵抗線B(=0.7620)があり、そこから平行線に下したC(=0.7130)で豪ドル安を形成していますが、ここ4週間ではトレンド内で戻り高トライになっています。サポートD(=0.7430)が下支えし、B方向のトライになっています。もしBまで行くと、日足の0.7560は上抜けたことになります。
今日からの米3Q・GDPや明日の小売売上高でどこまで収斂を続けるのかを見たいと思います。
(2021年10月28日14:10、1豪ドル=0.7510米ドル)
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