ドル円、113円台後半で方向感に欠ける動き、黒田総裁会見に注目 (10/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は横ばい後に反落。

ドル円、113円台後半で方向感に欠ける動き、黒田総裁会見に注目 (10/28午前)

ドル円、113円台後半で方向感に欠ける動き、黒田総裁会見に注目

28日午前の東京市場でドル円は横ばい後に反落。朝方、113.83レベルで取引の始まったドル円は序盤横ばい後、10時半過ぎにやや売りが強まり、113.55まで下落する場面もありました。しかし、基本的には113円台後半で方向感に欠ける動きとなっており、東京時間正午現在は113.61レベルで取引されています。
日経平均株価は、前日のNYダウの下落を受けて売りが先行、序盤に下げ幅は一時400円を超えました。しかしその後は徐々に買戻しも入り、272円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では軟調に推移した株式市場のリスクオフの流れから、ドル円は一時113.40まで急落しました。終盤にかけ米株がやや持ち直したことから買い戻され、113.80近辺でアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は昨日、本日ともみあいが続いたことで、9/22からの比較的急な上昇のサポートラインを明確に切ってきており、上昇に一服感が出ています。ただ、下落基調に転じたわけではなく、113.04レベルを上昇中の21日移動平均線がサポートしそうです。

日銀は昼前に政策決定会合の結果を公表、政策金利等の変更はありませんでしたが、2021年度のコアCPIの見通しが前回+0.6%から0.0%に下方修正されており、必要に応じ躊躇なく追加緩和を行う姿勢を崩していません。主要国が金融緩和縮小に向かう中で、物価の上昇しない日本の金融緩和維持政策の差異が際立ってきており、結果公表後ドル円はほとんど動きませんでしたが、円売りがさらに強まる可能性があります。その意味で他国との金利差拡大へのコメントや、円安への言及の有無等、15:30からの黒田総裁の記者会見は通常より注目を集めそうです。

ドル円、113円台後半で方向感に欠ける動き、黒田総裁会見に注目

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