10月NY連銀製造業景況指数の予想(21/10/15)

日本時間2021年10月15日21時30分に発表予定です。

10月NY連銀製造業景況指数の予想(21/10/15)

10月NY連銀製造業景況指数の予想

本日、9月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。同時刻には小売売上高も発表され、相場の地合いが米金利先高観→ドル買い円売りとなっているので、好数値の指標歓迎になるかもしれません。
さて、前回9月は予想を大きく上回る34.2(予想17.9)でした。レンジ上限でも24でしたので、かなり先行きは製造業拡大に楽観視となっています。相場はNYを材料にドルが109円20銭付近から109円40銭越えまで買われました。
下図@のオレンジ色の移動平均線を見ると、2017年高値の23〜24(緑の横線)よりも依然として上回っており(今回の3ヶ月移動平均線は25.87)、製造業に関してはまだまだ景気拡大傾向の余韻を残しています。但し、前回は大きくレンジを越えたので、今回も下記の上下レンジ外には注意したいと思います。

10月NY連銀製造業景況指数の予想

(今回発表予想)
2021年9月15日9時00分現在予想

@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

青の矢印は今回予想、赤はゼロ
緑は過去の移動平均線高値で24付近


下図AのISM製造業との比較では、NY>ISMになると時間経過で双方が下がるパターンになっています。青のISMが9月にやっと前月より回復したので、まだ双方が下降の流れに入るには時間経過が必要になりました。現在は2016年当時の上昇パターンに近い流れになっています。今後オレンジ色が下がる状況になった時には注意します。

AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

(NY連銀製造業景況指数は10月予想値を加味した移動平均線)


今週水曜日に添付したドル円の週足チャートでは113円80銭、114円20銭、114円50〜55銭の抵抗線としましたが、今日やっと最初の抵抗線をこなしてきました。今日の海外時間で残り2つの抵抗線をトライできる水準まできています。

下図はドル円の日足チャートです。年始底値からのラインA(=114円75銭)で、既にサポートが切れて、現在は抵抗線です。一方今年4月底値からのサポートB(=109円30銭)とそこから平行線に上げたC(=112円20銭)でドル高を続けてきましたが、今週一気に上抜き、ドルが急伸しています。現在は9月22日底値からのD(=112円20銭:偶然にもCと交差)とそこから平行に上げたE(=114円30銭)でドル高になっているので、目先の抵抗線です。週足の114円20銭と合わせて最初にトライするレベルです。もし越えれば、週足の114円50銭乃至日足のAがポイントになります。下値はここ3日間のF(=113円20銭〜30銭)が重要です。切れればこの分が全て週足の上ヒゲになってしまいます。その場合はCまでの下押し余地が広がります。今週の値幅から見ると、かなりのドルロングになっているので、NY及び小売売上高が両方共に悪い場合は一度ポジション調整するかもしれません。

AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線 2枚目の画像

(2021年10月15日13:00、1ドル=113円95銭) 

オーダー/ポジション状況

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