ランド円ショートコメント(21/9/6)

先週のランド円は、安値が7.42レベル、高値が7.67レベルと、予想以上に強い地合いで推移した一週間となりました。

ランド円ショートコメント(21/9/6)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「短期的な上昇トレンドに転換したと考え、中銀総裁の発言後の安値圏7.30レベルをサポートに、テクニカルなターゲットと重なる7.60レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が7.42レベル、高値が7.67レベルと、予想以上に強い地合いで推移した一週間となりました。

先週のランドは、南アの強い経済指標に支えられた面もありますが、8月20日を境にV字回復上のチャートとなっていて、しかもジャクソンホールにおけるパウエル議長の講演が新興国通貨全般に好材料となっての一段高が継続中という流れです。今週は7日に4〜6月期GDP、8日に7〜9月期企業信頼感といった経済指標の発表がありますが、予想から下振れしなければ上昇トレンド継続という見方で良いでしょう。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

今週も基本的に8月下旬以降の強い流れを継続しているという見方で良さそうですが、チャート内に引いた平行上昇チャンネルはあまりにも幅が狭いため、基本的にこのチャンネルの角度で上昇を見込むものの、材料次第では上下に抜けることは十分にあり得ます。短期的なターゲットとしては年初来高値とその後の安値との61.8%戻しとなる7.74(赤のターゲット)です。

今週は上昇トレンドを継続するスタンスで、7.55レベルをサポートに7.80レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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