ランド円ショートコメント(2021年8月9日)

先週のランド円は、安値が7.41レベル、高値が7.65レベルと、予想レンジ内とはいえ、動意薄の一週間になりました。

ランド円ショートコメント(2021年8月9日)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「テクニカルな観点から、前週安値に近い7.35レベルをサポートに、レジスタンスラインが位置する7.65レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が7.41レベル、高値が7.65レベルと、予想レンジ内とはいえ、動意薄の一週間になりました。

先週のランドですが、水曜までは前週後半からの上昇地合いを継続し一時7.65レベルの高値をつけていました。しかし、木曜にムボウェニ財務相が辞任したことから急反落、その後後任新財務相としてゴドンワナ経済変革委員会委員長が就任することとなり、いったんは安心感から買い戻されています。

ただ、ゴドンワナ新財務相は与党ANC内では保守的との話もあるようで、しばらくは様子を見たいという動きになりそうな印象です。そうなると先週高値でいったん戻り高値をつけたという動きになっていますので、上値が重くなりやすいと言えるでしょう。

いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円ショートコメント

レジスタンスラインは6月7日高値を起点としたラインで、下の水平線は先々週の安値です。先々週に安値、先週戻り高値を見たチャートとなっていることから、今週はこれら両ラインの間での動きとなりそうですが、下値については先週のムボウェニ前財務相辞任後の安値圏はいったんサポートとなると考えられます。

今週は先週の安値に近い7.40レベルをサポートに、レジスタンスラインが位置する7.60レベルをレジスタンスとする流れを見ておきますが、ややレンジが狭い感じもしますので、上下にわずかに余裕を見ておくとよいでしょう。

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