FOMC後もドルの上値抑制(週報2016年8月第一週)

ユーロドルは

FOMC後もドルの上値抑制(週報2016年8月第一週)

ユーロ・ドル:7月25日からの先週

ユーロドルは先週、ドル安の影響で、約2週間ぶりの高値水準1.11台まで上昇。

25日は、前週末の引けの1.0978からややギャップダウンの1.0969ではじまり、直後に25日安値の1.0951まで下降、その後は終日じりじりと上伸を続け、NY時間に、25日高値の1.0999まで上戻ししました。 その後そのまま横ばいで1.0994で引けました。

26日は、前日引けの1.0994で始まり、東京時間に26日安値の1.0997を付けた後、じりじりと上昇を続け、26日の高値1.1030まで上戻ししました。海外時間に入り、米経済指標が良く好感され、ドル買い先行となり、ユーロは1.0977まで下押しして1.0985で引けました。

27日は、前日引けの1.0984で始まり、東京時間に27日高値の1.1065を付けた後、じりじりと下降を続け、27日の安値1.0955まで下押しました。海外時間に入り、同水準でもみあい横ばいで推移した後、1.1057で引けました。

28日は、前日引けの1.1058で始まり、東京時間にじりじりと上伸を続け、28日の高値1.1120を付けた後、穏やかにじりじりと下降を続け、28日の安値の1.1051ま下押して、その後やや上戻して1.1076で引けました。

29日は、前日引けの1.1076で始まり、東京時間にじりじりと上昇を続け、その後は横ばい推移でしたが、海外時間に入り米4−6月期GDPが予想外に悪くドル売り先行となり、ユーロは買いで29日の高値1.1197まで上伸、その後はやや下押しして1.1180で引けました。

ユーロ・ドル:8月1日からの今週

FOMC、豪州、英国政策金利

ポイント: ユーロ自身に、はっきりとした方向性がない中、ドルの動向に左右されます。

ユーロの売り持ち高は前週から更に増加

CME通貨先物ポジション状況:7月26日時点
     (7月26日)    (7月19日)    (7月12日)
円      34958      39353      47545
ユーロ   ▲112600     ▲99891    ▲87660 
ポンド   ▲80572      ▲74386     ▲60067  

シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで7月26日付けのネットのユーロの売り持ち高は前週から更に増加。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
11.87(-0.85)日中高値は12.90、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39

今週末の米雇用統計が、9月利上げの可能性を高めるかもしれません
その次は8月26日のジャクソンホールでのイエレン議長の講演待ちです、


テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
7月25日の 1.0951 〜 1.0999
7月26日の 1.0997 〜 1.1030
7月27日の 1.0955 〜 1.1065
7月28日の 1.1051 〜 1.1120
7月29日の 1.1063 〜 1.1197
り込んだ水準にあります。
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 1.1357で 横ばい
先行スパン1が 1.1257で 横ばい
実勢値     1.1180 29日引け
基準線が    1.1170で 横ばい
遅行スパン  1.1147で 上昇
転換線が    1.1036で 下降

実勢値が、基準線と転換線を上抜け
先行スパンを試そうというタイミングです
今週から先行スパンは1.1150〜1.1250の水準へ下がってくるので
上値を試す攻防となりそうです

予想レンジは、1.0900~1.1200 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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