ドル円:7月25日からの先週
とにかく荒い値動きでした。
25日は、前週末の引けの106.21からややギャップダウンの106.17ではじまり、直後に25日高値の106.72まで上伸、その後は終日じりじりと下降を続け、NY時間に、25日安値の105.73まで下押ししました。その後そのまま横ばいで105.80で引けました。
26日は、前日引けの105.80で始まり、東京時間に26日高値の105.89を付けた後、じりじりと下降を続け、26日の安値103.98まで下押ししました。海外時間に入り、米経済指標が良く好感され、ドル買い先行となり、104.98まで戻して104.65で引けました。
27日は、前日引けの104.65で始まり、東京時間に27日安値の104.62を付けた後、じりじりと上昇を続け、27日の高値106.53まで上戻しました。海外時間に入り、同水準でもみあいよこばいで推移した後、105.39で引けました。
28日は、前日引けの105.39で始まり、東京時間にじりじりと下降を続け、28日の安値104.48を付けた後、穏やかにじりじりと上昇を続け、28日の高値の105.50まで上戻して、その後やや下押しして105.26で引けました。
29日は、前日引けの105.28で始まり、東京時間にじりじりと下降を続け、横ばい推移でしたが、海外時間に入り米4−6月期GDPの数字の解釈が分かれ、一旦29日の高値105.65まで 上伸、その後一気に29日安値の101.96まで下押しして、その後はやや上戻して102.08で引けました。
ドル円:8月1日からの今週
米早期利上げ観測が後退
ポイント: FOMC声明文を受け米早期利上げ観測が後退、5日の7月米雇用統計に注目。
CME通貨先物ポジション状
CME通貨先物ポジション状況:7月26日時点
(7月26日) (7月19日) (7月12日)
円 34958 39353 47545
ユーロ ▲112600 ▲99891 ▲87660
ポンド ▲80572 ▲74386 ▲60067
シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで7月26日付けのネットの円の買い持ち高は前週から減少し、ほぼ2ヶ
月ぶりの低水準となっています。
直近ネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077
シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
11.87(-0.85)日中高値は12.90、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39
先週は、米早期利上げ観測が後退して、ドル円の上値抜け試が失敗。
この後の方向性を見極める為、5日の7月米雇用統計に注目です。
テクニカルで見てみたいと思います。
先週は狭いレンジの中を方向を模索、
7月25日の 105.73 〜 106.72
7月26日の 103.98 〜 105.89
7月27日の 104.62 〜 106.53
7月28日の 104.48 〜 105.50
7月29日の 101.96 〜 105.65
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 107.72で 横ばい
先行スパン1が 106.45で 横ばい
転換線が 105.74で 横ばい
遅行スパン 103.43で 横ばい
基準線が 103.25で 横ばい
実勢値 102.08 29日引け
実勢値は、先行スパン1と2に加え、基準線と転換線も下抜け、明らかに上値は重いです
21日に107.49まで上値を試したあと、先週は上抜けを試したものの
上値で下降中の先行スパンに抑えられた格好で、102割れまで下押ししています
この後は、6月以降の100〜105のレンジへ戻るのかを見極める展開です。
予想レンジは、100.00~104.00 と見ます。
オーダー/ポジション状況
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