トルコリラ円ショートコメント(2021年5月10日)

実際のレンジは安値が13.02レベル、高値が13.19レベルと、ほとんど動意の無いままの一週間となりました。

トルコリラ円ショートコメント(2021年5月10日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「前週のレンジの中で上値が重い展開を考え、12.75レベルをサポートに、13.30レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が13.02レベル、高値が13.19レベルと、ほとんど動意の無いままの一週間となりました。

先週のトルコリラは、週前半はトルコ中銀の政策金利発表を控えて動きにくかったといことに加え、政策金利も現状維持の19.0%となり声明において今後も引き締め気味の政策を続けることに言及されたことでトルコリラ売りが出ずに済んだというところです。それでもトルコリラ買いとはならなかったところに現在のトルコリラに対する潜在的な下落懸念が潜んでいるように思えます。

今週は特に目立った材料もなく、またラマダン明けの砂糖祭で木曜以降は祝日となりますので実質水曜までとなり、米国株式市場で大きな動きが出るなど大きな外部要因でも出ない限り、先週のレンジを中心とした動きに留まると考えられます。

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

さすがに先週のレンジでは狭すぎる感じがするので、前週のレンジに半値のラインを加えてみたところ、この半値ラインと高値ライン(どちらも赤)の間での推移が考えられそうです。

今週も基本的に横方向の動きを考え、前週のテクニカルな水準を参考に12.99レベルをサポートに13.30レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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