ランド円レポート月曜版(2021年5月10日)

実際のレンジは、安値が7.48レベル、高値が7.70レベルとなり、予想よりもやや底堅く上下とも5銭ほど上方でのレンジ内で取引されました。

ランド円レポート月曜版(2021年5月10日)

ランド円レポート月曜版

〇先週のランド円、実際のレンジは安値7.48レベル、高値7.70レベルと予想よりやや底堅い取引に
〇週半ば以降、米国株式市場の動きからリスクオンの動きが入り7.66レベルと昨年1月以来の高値をつける
〇今週は南ア国内製造業生産や鉱工業生産などあるが方向性を変えるほどのものではないか
〇リスクオンの流れを判断する米株式市場の動きとテクニカルを見ながらの動きになる可能性
〇今週は7.58レベルをサポートに7.81レベルをレジスタンスとする週とみる

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、「上下に引いた水平線の中での動きを考え4月12日週のレンジをベースに、7.43レベルをサポートに7.66レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは、安値が7.48レベル、高値が7.70レベルとなり、予想よりもやや底堅く上下とも5銭ほど上方でのレンジ内で取引されました。

先週のランドは、特段目立った材料があったわけではありませんが、7.45レベルでの買いが根強く、週半ば以降は堅調な米国株式市場の動きを見ながらリスクオンの動きがランド円にも入ったことで、4月12日週の高値を超え7.66レベルと2020年1月以来の高値をつけ、そのまま高値圏での更新となりました。目立った材料が無かっただけにテクニカルに2019年12月高値の7.81レベルを意識した動きになっていたと言えるでしょう。

今週も材料的には南ア国内の製造業生産、鉱工業生産といった数字はあるものの、方向性を変えるほどの材料でもなく、リスクオンの流れを判断する米国株式市場の動きと、テクニカルな動きとを見ながらの動きになっていくと考えられます。

テクニカルな観点で考えた方がよさそうなので、早速ですが週足チャートから見ていきましょう。

ランド円レポート月曜版

これまで2020年安値からの上昇チャンネルをベースに、2020年9月からの上昇チャンネルを補助的に使っていましたが、前者は上側のラインを上ヒゲで頻?に抜けるようになってきたため、しばらくは後者の9月からのサポートラインとそれに平行に引いた上昇チャンネル(青)の中での推移を考えていくこととします。

そして、現状近いところで意識されている水準が昨年12月高値の7.81レベル(紫の水平線)ですが、もうひとつ近いところに2018年高値と2020年安値の61.8%戻しとなる7.85(赤のターゲット)があり、前者がかなり近づいてきた現在、後者の7.85をターゲットと考えた方がよさそうです。

リスクとしては米国株の反落がありますが、米国株自体も堅調な動きを継続していることから現状ではリスクオンが継続しやすいと見ていたほうが自然であると考えられます。

いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。

ランド円レポート月曜版 2枚目の画像

先ほどのターゲットを同じ色の水平線で示してあります。紫が7.81、赤が7.85です。こうして拡大して見ると、まだ若干距離がありますので、今週のところは下のターゲット7.81を視野に入れた展開を考えています。いっぽうで下値は先週初の高値圏7.58レベルを考えたいところです。

今週は上記ターゲットを参考にして7.58レベルをサポートに、7.81レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。


注:ポイント要約は編集部

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