ユーロドル1.17台後半、小幅反発するも動意薄 (3/26夕)

26日の東京市場でユーロドルは小幅に上昇。

ユーロドル1.17台後半、小幅反発するも動意薄 (3/26夕)

ユーロドル1.17台後半、小幅反発するも動意薄

26日の東京市場でユーロドルは小幅に上昇。昨晩海外市場で大きく値を下げた動きを受けて、1.1764の最安値圏で取引が始まったユーロドルは、東京時間は小幅に切り返す動きとなり一時1.1789をつけました。ただ、全般的に動意薄で夕刻にかけて米長期金利が上昇しドル円が買われても反応せず、東京時間18:00現在は1.1787レベルで取引されています。

先ほど発表された3月の独IFO期待指数は100.4と予想外に約3年ぶりの高水準となっており、足元のコロナ感染再拡大にもかかわらず、半年先の景況感に関しては楽観的な見方が広がっている様子がうかがえます。ただ、ユーロドル相場への影響は限定的でした。

昨晩海外市場では、欧州圏でのロックダウン延長の広がりからの景気先行き不安が払しょくできず、ユーロドルは約4か月半ぶりの安値となる1.1762まで急落しました。

テクニカルにはユーロドルは200日移動平均線を回復できないまま、1.18割れを示現。昨年11月安値1.1603からのフィボナッチ76.4%戻しである1.1779も一時下抜け、ユーロ売り地合いが一段と高まっています。ユーロの反発が不発に終わり、今晩1.1779割れで終了した場合には、昨年11/4安値の1.1603を目指す動きとなりそうです。

序盤の欧州主要株価指数は概ね上げて始まっています。今晩この後は21:30に2月米卸売在庫、個人所得・消費支出、23:00にはミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されています。

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